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「導入した」で終わっていませんか? 〜住宅・不動産業界における、Salesforce定着からAI活用への道のり〜
住宅・不動産業界でSalesforce導入が進む一方、
「入力されない」「データが活用されない」という声も少なくありません。
導入はゴールではなく、現場に定着し質の高いデータが蓄積されて初めて、業務改善やAI活用につながります。
こうした業界共通の課題に向き合うため、
2026年7月13日、株式会社セールスフォース・ジャパン様との共催で住宅・不動産業界向けセミナーを開催しました🤝
当日は定員48名に対し満員での開催となり、アンケートでは、参加者全員から『満足』『大変満足』との回答をいただきました✨
「定着」とその先の「AI活用」というテーマは、1社だけでは語りきれません。
最新の製品情報や市場動向を持つセールスフォース・ジャパン様と、
住宅・不動産業界特有の課題や定着化の実践知を持つknou。
両者の知見を掛け合わせることで、営業変革につながる具体的なヒントを届けたいと考え、
年一度開催してきたこのイベントも、今回で3回目の開催となりました‼️
当日は、実際にSalesforceを活用されている企業の皆様にもご登壇いただき、
定着化や現場への浸透、AI活用への取り組みについてリアルな経験をご共有いただきました💬
①Salesforce定着を実現した企業のリアルな取り組み|ライフデザイン・カバヤ株式会社様
「入力しない」「ばらつく」「分析しない」の壁を越える🧱
ライフデザイン・カバヤ株式会社様は、Excelや勘に頼った営業管理からの脱却でSalesforceを導入。
しかし本当の勝負は、導入後に直面した「入力しない」「ばらつく」「分析しない」という
3つの壁の突破にあったといいます。
その突破口となったのが「Salesforce8ヶ条」です。
「まとめ打ちをせず毎回入力する」「ダッシュボードの数字を根拠に話す」「Chatterで競合情報を共有する」など、
現場が迷わないシンプルな8つの約束にまとめ、副社長や支店長など上層部から
都度発信することで浸透を図っています📣
単に「見積もり提案を実施」と記録するのではなく、
「夫婦で来場。ご主人は納得しているが、奥様は他社の方が安い点に不満」
といった商談の温度感まで残すルールも、この8ヶ条のひとつ。
ルールをつくって終わりにせず、マネージャー層・役員が先に使うカルチャーや、活用ランキングなど
「使いたくなる仕組み」もあわせて回すことで、「使い続ける文化」を根付かせてこられました。
IT戦略部の柳井様は「『入力する仕組み』より『入力しないと恥ずかしい』空気づくりの方が効果的でした」
とお話しされていました。
現在は、音声入力の自動化などAgentic AIを活用した次のステップも見据えていらっしゃいます🚀
②広島建設株式会社様 × 株式会社ココカラ・トラスト様
トップダウン型と現場主導型、異なる定着アプローチ🔀
続くパネルディスカッションには、注文住宅事業の広島建設株式会社様と、
収益物件の買取再販事業を展開する株式会社ココカラ・トラスト様にご登壇いただきました。
事業内容も規模も異なる2社ですが、定着アプローチは対照的でした。
広島建設株式会社様は「スプレッドシートを使用しない日」を設け、
店長会議はSalesforce画面のみを投影、ホワイトボードも廃止。
会議・業務そのものをSalesforce中心に切り替えた結果、毎週日曜22時のExcel更新会議がなくなりました。
一方、株式会社ココカラ・トラスト様は現場がメリットを実感できる環境づくりから着手。
架電リストをSalesforceに一本化し、リスト作成の工数を約3分の1に短縮しました📉
トップダウンで進め方自体を変えた広島建設様と、現場の負担軽減から広げたココカラ・トラスト様。
方法は違えど、「使うこと」自体を目的にせず、日々の業務で自然に使われる状態をつくっている点は
共通していました‼️
パネルディスカッションから見えた3つの学び
パネルディスカッションからは、Salesforce定着への3つの共通点が見えてきました。
1️⃣ Salesforceを「選択肢の一つ」にしない
2️⃣ 現場がメリットを実感できる仕組みをつくる
3️⃣ AI活用の前に、質の高いデータを蓄積する
「データを蓄積してきたからこそ、AIが『次の選択肢』になる」
定着は単なるシステム活用ではなく、AI活用の土台をつくる積み重ねなのだと感じさせられる言葉でした。
Salesforce定着の先にあるAgentforce活用
Agentforceの活用イメージとして、当日は具体的な事例もご紹介しました🤖
株式会社ココカラ様では、24時間365日お問い合わせに対応するAIコンシェルジュを構築。
夜間や休日もお客様を待たせず、一次対応ができる体制を実現しています。
トータテ住宅販売株式会社様では、物件・商談情報をもとにAIが案内メールを自動生成する仕組みを実務で活用中。
文面作成の手間が減り、その分お客様対応や商談準備に時間を充てられるようになりました。
こうした事例を踏まえ、セッションではAgentforceの活用範囲も紹介されました。
・反響顧客への初期対応
・商談履歴を踏まえた次のアクション提案
・社内ナレッジや物件情報の検索
・対応履歴や通話内容の要約
・案内メールの自動生成
情報が分散しがちな住宅・不動産業界において、Salesforceに情報を集約しAgentforceが活用することで、
営業担当者はより早く次の行動を判断できます。AIは代替ではなく、判断や対応を後押しする存在です。
knouはSales Programs、Spiff、Agentforceなど、業界に合わせたご支援を行っています。
当日はセールスフォース・ジャパン様より「Next Real Estate AI」もご紹介いただき、
現場がどう変わるかを具体的にイメージできるセッションとなりました🏠
業界内の実践知が集まった懇親会
セミナー終了後の懇親会でも、名刺交換をきっかけに会話の輪が広がりました🥂
「運用の工夫」「入力定着のコツ」「AI活用はどこから始めるべきか」といったテーマで、
企業同士の情報交換が活発に行われました🗣️
登壇企業を囲んだ質問や「うちも同じ悩みが」という共感の声も多く、
会場全体が業界の実践知を持ち寄る場になっていました。
住宅・不動産業界という共通点があるからこそ生まれた、現場のリアルな悩みや工夫の共有。
参加者の皆様にとって、新たな学びと同時に、同じ課題を持つ企業とのつながりを得られる機会に
なったのではと感じております。
おわりに
knouは住宅・不動産業界に特化した支援の中で見てきた各社の課題や工夫を、
1社にとどめず業界内で共有し、高め合える場をつくりたいという思いから、今回のセミナーを企画しました🧐
定着、そしてAI活用への道のりは平坦ではありませんが、
ご登壇企業様の取り組みが示す通り、業界にはすでに多くのヒントがあります。
本セミナーが、皆様にとって自社の取り組みを見つめ直し、新たなつながりを生む機会となっていれば幸いです。
knouは今後も、業界の実践知が集まる場を継続的につくってまいります。
次回のセミナーもぜひご期待ください✨