Works

Close

業務の自動化がもたらした効果的な顧客管理。業務効率化につながるCRM施策とは

業務の自動化がもたらした効果的な顧客管理。業務効率化につながるCRM施策とは
Salesforce導入支援
株式会社DIPS
会社名
株式会社DIPS
業種
デベロッパー 不動産投資
企業規模
51-100人
  • 属人的な "顧客のフォロー" に限界を感じていた
  • Excelでデータ集計を行なっていたため、タイムリーな情報の集約が難しかった
  • 前月アクションに対する改善の初動が遅れてしまう
  • 営業フォロー状況をシステムで管理するようになったことで、フォロー漏れを削減
  • 結果入力を行うだけで自動的に会議資料が出来上がるようになり、リアルタイムでの情報の反映が可能となった

Salesforce導入に至った背景や抱えられていた課題についてお聞かせください。

大きく3つあります。
1つ目は、属人的な "顧客のフォロー" に限界を感じていた点です。
営業1人あたりの顧客数が多いため、追客に漏れが生じてしまうことがありました。顧客は今後も増え続けるため、顧客管理が効率的にできるシステム導入を検討するようになりました。

2つ目は、Excelでデータ集計を行なっていたため、タイムリーな情報の集約が難しかった点です。
営業の結果報告やマーケティングの分析報告など、会議で報告をするまでに、数字を集計して資料作成をして…といった業務が必要になってくるため多くの時間を費やしてしまっていました。
資料作成にかかる時間も社員の負荷になっていたので、完全に自動化することは難しいとしても、限られた人数でも効率的に運用できる体制を作りたいと考えていました。

3つ目は、課題に対する対応の初動が遅れてしまうことです。
タイムリーに情報が共有されないということは、出てきた課題に対する対応も遅れてしまうということになります。
お客様のためにも社員のためにも、状況や情報をシステムで管理し、共有を待たずとも全員が把握できる環境を作ることが必要だと感じていました。

その課題を解決するために、なぜSalesforceを選ばれたのかお聞かせください。

同業他社で成功している会社さんにヒアリングを行ったところ、皆さんSalesforceを導入して業務の自動化や顧客分析を進めていることがわかりました。「Salesforceありきじゃないと、もう回らない仕組みになってる」とおっしゃっている会社さんもいたので、Salesforceはシステム導入検討当初から選択肢に入れていましたね。

他社システムとの比較検討を進めた結果、基本機能がそろっている点はもちろんですが、レポートやダッシュボードの見やすさや、自動化できる範囲が大きいなど、他のシステムよりも "できる範囲" が非常に広かったので、Salesforceの導入を決めました。

また、将来的にやりたいことが出てきた時に、Salesforceであれば開発費用をかけなくてもノーコードで機能追加を行える範囲が広いので、成長とともに広げていくということも視野に入れることができるなと感じました。

プロジェクトスタート前のご不安や期待値はどのようなものがありましたでしょうか。

プロジェクトスタート前のご不安や期待値はどのようなものがありましたでしょうか。

導入後の定着化には、とても不安を感じていましたね。使いやすさに関しても、パートナー会社さんの質で決まる部分もあると感じていたので、不安を払拭するためにもパートナー選びはとても慎重に行いました。
不動産に精通してる会社さんで、なおかつ経験値が高い、そしてセールスフォースサポートに問い合わせなくても質問に返答できるくらいの高い知識力がある会社さんを探していたところ、knouさんと出会いました。

knouさんとのMTGを重ねる中で、先述した不安は徐々に消えていきました。
期待値に関しては、"システム導入によりどこまで効率化を図れるか"、"少ない工数で最大限の効果を得られるようになるのか" という点をとても楽しみにしていました。

knouによるプロジェクト進行や構築環境の満足度はいかがでしょうか。

プロジェクト進行については、非常に密なコミュニケーションがとれ、質問に対するレスも早く、スケジュール管理や要望管理も完璧でした。Quipを使ったやりとりもとても効率的で良かったです。

要望の数は200個を超え、それぞれの要望では数十回以上やりとりを行っているものもありましたが、すべてにおいて誠実で的確な対応をしていただきました。選択肢がいくつかある場合は、「こういうパターンがありますが、どちらが良いですか?」とパターンを提示してくださったり、提案ベースで進めてくださることが多く、知見の高さや引き出しの多さを実感しましたね。

だからこそ、構築環境の状態も満足度は非常に高いです。使いやすさはもちろん、少ない入力で最大限の分析ができる環境が出来上がったと感じています。knouさんは基本的に前向きかつ建設的なスタンスでしたので、難易度の高い要望に対しても再現度の高い環境を作り上げてくださいました。

Salesforceを導入することは、"会社を変える"という意味にもなるくらい、当社にとっては転機となる一大プロジェクトだったので、担当SEの杉山さんをはじめknouの皆さんにはとても感謝をしています。

担当者、窓口の印象はいかがでしたしょうか。

導入検討の際に数社とお話をしたこともあり、他社さんと比較してknouさんの不動産領域を専門にしている点や、知見がある点、技術力の高さは導入当初から実感していました。

実際に構築を進めていく中で、他社ではできないと言われた難易度の高い内容も多かったのですが、開発担当の杉山さんは常に前向きな姿勢で臨んでいただいたので、本当に好印象でした。構築に関する具体的な質問に対しても丁寧に回答いただき、プロジェクトが進むごとに私自身の知識力も格段に上がっているなと感じます。

それだけでなく、当初やりたいことのイメージがつかない部分も多かった中で、プロジェクト開始後の業務内容のヒアリングを通して必要な機能の洗い出しや先を見越したご提案をしていただいた点は、本当に助かりました。

Salesforce稼働後、数ヶ月ですが社内の変化があればお聞かせください。

Salesforce稼働後、数ヶ月ですが社内の変化があればお聞かせください。

2点あります。
1点目は、以前導入していたシステムでは見えなかった営業フォロー状況が、Salesforceの顧客管理で管理するようになって見える化したことです。それだけでなく、仮に入力が滞っていてたとしても気づくことができる仕組みを構築することができたことも大きな変化だと感じています。
例えば、"入力漏れがあったら営業社員が気づけるようにメールのアラートを自動化して飛ばす機能" を作ったことで、入力漏れの防止につながりました。また、誰かが注意をするのではなくシステムからアラートが飛ぶので、入力漏れを気づける環境が構築できました。
そして、入力が進むようになると、おのずと見たいデータが充実してくるので業務効率も底上げされました。

2点目は、会議資料の工数削減や、進め方が変化したことです。
当社で使用している会議資料はとても複雑で、今まで作業工数や人的ミスが多かったのですが、Salesforceで結果入力を行うだけで自動的に資料が出来上がるようにシステム化をしたので、ミスもなく、作業担当者の削減にもつながりましたし、リアルタイムでの反映も可能となりました。
また、knouさんが従来の会議資料に近いフォーマットで再現してくださったので、従来の会議資料に戻ってしまい二重入力に繋がったり、Salesforceが使われなくなってしまう…ということもなく、会議の進行を進めることができています。

その他にも色々自動化できた部分も多く、営業社員が集中して作業できる環境が構築できました。

今後のDX、業務改革、生産性向上について貴社での展望をお聞かせください。

今後は特に自動化の部分に焦点を置いて、さらなる業務効率化を図りたいと考えています。

knouさんのお力添えもあり、Salesforceの構築スキルや知識レベルが貯えられてきたので、「この部分も自動化できるな」「もっとこういった見え方の方が使いやすいな」などといったアイデアがどんどん出てくるようになりました。
これは私だけではなく、社内からも多くの要望が上がっています。

これからは、それらの要望を徐々に反映し、アイデアや構想を形にする、そんなフェーズになっていくだろうなと感じています。

株式会社knouの魅力は貴社においてどのように感じられておりますでしょうか。

株式会社knouの魅力は貴社においてどのように感じられておりますでしょうか。

Salesforce、そして不動産領域での知識や実績がダントツで高いと感じています。
やっぱり、"業務内容を理解していただけている状態でプロジェクトが始まるか" と、“私たちが1から説明をしなければいけない状態で始まるか"では信頼も安心感も、完成度合いも大きく変わってきますよね。

基本的スキルだけではなく、プラスアルファの知識や情報量、社員さんの姿勢といった付加価値を持っているのがknouさんだと思っています。

また、knouさんの "顧客の要望をできる限り実現していく" という会社の姿勢も、私たちクライアントの立場としては本当に嬉しいんです。私たちがイメージしているものを高い完成度で再現していくことができたのは、間違いなくknouさんだったからです。

不動産業界でセールスフォースの導入を検討している会社さんがいたら、ぜひ紹介したいと思えるパートナーでした。

※上記は2023年6月の情報です。

Back